秋田県大仙市の園児が28日、警察官と一緒に散歩に出かけました。園の外に出たときは、車に気を付けることはもちろん、クマにも注意!外遊びを安全に楽しめるようルールを確認しました。

「出発進行~!」と元気よく散歩に出発した大仙市のかえで保育園大曲の園児28人。警察官と一緒に交通ルールを確認しながら近くの公園を目指しました。

最初の課題は道路の横断です。

警察官が「青になったら左右を確認して、手を上げて渡りましょう」と声をかけます。園児たちは「みぎみて!ひだりみて!もうひとつみぎみて!」と教えてもらったことを守って上手に渡ることができました。

この後も車などに気を付けながら約10分で公園に到着しました。

園児は「信号を渡るときは手を上げる。右左みる」とルールを再確認していました。

大仙警察署交通課の佐々木悟さんは「みんな先生のいうことを聞いて、きちんとルールを守ってできていた」と話していました。

交通安全をしっかりと実践した園児たちですが、園の外に出かけるときに気を付けるのは車だけではありません。

5月12日、周辺でクマが目撃されました。目撃されたのは保育園から1キロも離れていない場所です。

園児が散歩に出かける際は職員が旗を持っていて、万が一クマが出没した際は、旗を振って素早く全体に知らせます。

さらに園児たちの頭には、クマから身を守る方法がしっかり入っています。

園児は「せなかみせないで、はしらないで、ゆっくりあるく」とその方法を教えてくれました。

大仙警察署の佐々木さんは「近年、住宅街でもクマが出たり、子どもの列に車が突っ込むということもある。そういうことがないように、周りの安全を確認しながら歩いてほしい」と呼びかけていました。

秋田テレビ
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