静岡県静岡市清水区に新たな水族館の計画です。河津町で体感型動物園「iZoo」を運営するレップジャパンが動き出しました。静岡市が計画する施設との相乗効果を目指しています。

レップジャパン・白輪剛史 社長:
体感型水族館「Zoo Zoo Sea」という名前で計画していまして。例えばペンギンやオットセイ、ウミガメ、アシカなどを中心とする水族館という位置づけ。

5月30日朝、カメラの前で水族館の建設計画を明かしたiZooなどを運営する「レップジャパン」の白輪剛史 社長。

その候補地のひとつとして挙げたのは静岡市清水区の日の出地区です。

このエリアには4月に駿河湾フェリーの新ターミナルがオープン。

河岸の市がリニューアルしたほか、大型客船が頻繁に寄港するなど賑わい創出に向けた動きが活発化しています。

レップジャパン・白輪剛史 社長:
子供たちが飼育体験できるような、海の動物たちに極めて近い所で接することができる施設、博物館の機能も備えたような施設にしたい

ただ、日の出地区には静岡市が駿河湾に生息する生き物を展示する「海洋・地球総合ミュージアム」を開業予定。

当初は2026年4月の開館を目指していましたが計画が大幅に遅れ、現時点では完成時期の見通しが立っていません。

静岡市の施設と競合することにならないのか。

白輪社長は…

レップジャパン・白輪剛史 社長:
海洋文化施設ありきで進めてきたので、敵対関係とかライバル関係ではなく相互施設として伸びていければいいと

静岡市の難波喬司 市長もこの動きを歓迎しています。

静岡市・難波喬司 市長:
静岡市としては大歓迎。もし両方できるということになれば相乗効果が上がって集客力も上がるので、非常に魅力ある施設になると考えています。

年間30万から50万人の集客を見込むという新たな水族館。

静岡市の施設との相乗効果で更なる賑わいの創出に繋がるのか期待されます。

テレビ静岡
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