警察は28日に重大な過失で自宅を焼く火事を起こした疑いで、家主の男を逮捕しました。
男はガスボンベに穴を開けてライターで着火したと見られ、「思いのほか火が出てしまった」と容疑を認めています。
重過失失火の疑いで逮捕されたのは長崎市蚊焼町の会社員 中川順之 容疑者(53)です。
警察などによりますと中川容疑者は、5月6日の午後1時前、自宅でカセットコンロ用のガスボンベを正しい使用方法に従わず、穴を開けてライターで着火し、火事を発生させた疑いが持たれています。
火は通報から約2時間後に消し止められましたが、この火事で自宅は半焼し、中川容疑者は両手足と顔面に火傷を負って入院していました。
警察の調べに対し、中川容疑者は容疑を認めていて「思いのほか火が出てしまった」と話しているということです。
警察は放火の意思はなかったと見ていて、なぜ穴を開けたのかなど当時の状況を調べています。