大規模災害への対応を強化しようと、大阪府警が事故車のけん引を行う会社などとともに、合同訓練を行いました。

5月28日、大阪市城東区では大阪府警の機動隊や消防、事故車のけん引を行う民間会社「あかつき」などから55人ほどが集まり、合同訓練が行われました。

訓練は、地震が発生し、車4台とトラック1台が絡む事故が起き、車内に運転手が閉じ込められたという想定で行われました。

車が横転したり、上下に重なったりして、道が塞がれている中、はじめに警察が状況確認を実施。

横転した車を機動隊員がレッカー車で元の状態に戻し、牽引して緊急車両が通るスペースを確保しました。

その後、民間会社のレッカー車が別の車の上に乗り上げた車両をつり上げ、警察のレスキュー車が下敷きになった車を牽引し、車内に閉じ込められた運転手を救出するまでの手順を確認しました。

【大阪府警 第一機動隊 森康裕副隊長】「警察だけの訓練では限界があります。民間のプロの知識や経験を吸収できるのは有難いです」

【あかつき 堀内哲也ロードサービス部長】「垣根を超えた連携を深めることは重要です。動きや考え方、判断基準を共有できる貴重な機会です」

合同訓練は今回で3回目で、警察は今後も連携を図っていきたいとしています。

(関西テレビ 2025年5月28日)

関西テレビ
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