島原半島から福岡県へのアクセスに利用されていた島原と三池港を結ぶ航路が今年7月から休止されることになりました。
休止となるのは「三池島原ライン」です。
この航路は島原港と福岡県大牟田市の三池港を高速船で50分で結んでいて、1日4往復しています。
航路を運航しているやまさ海運によりますと、2019年度は年間の利用客が2万2千人ほどでしたが、新型コロナウイルスの感染拡大以降は客が戻らず、2024年度は1万7千人に留まっていました。
さらに燃料費や人件費の高騰も相まって、過去10年の累積赤字は4億4千万円ちかくまで膨らんでいます。
休止は7月1日から1年間で会社はこの期間までに事業を無償譲渡したい考えですが、これまでに引き受け先は見つかっておらず、このまま航路が廃止される可能性もあるということです。