岩手県の農業をリードする人材を育てるための講座「いわてアグリフロンティアスクール」の開講式が盛岡市で開かれました。

この講座は国際競争時代に通用する経営感覚を持った農業経営者を育てようと、県や岩手大学、JAいわてグループが2007年から開いているものです。

2025年度は16の市と町から集まった20代から60代までの生産農家など27人が入学しました。

5月27日の開講式では、岩手大学の小出章二農学部長が「ともに新しい農業の形を作りましょう」と激励しました。

入学生の一人・阿部真子さんは金ケ崎町で果樹農園を営んでいる2年目の農家です。

岩手大学農学部を卒業後、山形の農家で経験を積み地元へUターンしてきました。

果樹農家 阿部真子さん
「若い農業者もいっぱい増えていってほしいし、自分が引っ張っていくくらいの気持ちで臨みたい」

この講座ではAIを活用した最新のスマート農業や商品開発のノウハウなどを大学の教員や有識者などから学べます。

講座は2026年2月までで、2025年度は5年ぶりに県外研修が行われるということです。

岩手めんこいテレビ
岩手めんこいテレビ

岩手の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。