去年11月から今年1月にかけ、熊本市の国道57号線〈通称・東バイパス〉でオートバイを2人乗りし、取り締まり中のパトカーを棒でたたいたとして、27日までに少年5人が逮捕されました。
警察の調べに5人は容疑を認めていて、「目立ちたかった」などと供述しています。
【堂前 泉紀 記者】
「こちらが少年が乗っていた車両です。マフラーに消音機はなく、ナンバーも取り外された状態になっています」
逮捕されたのは、熊本市や合志市などに住む16歳から18歳までの少年5人です。
警察によりますと、少年らはそれぞれ去年11月から今年1月にかけて、未明の時間帯に熊本市の国道57号線〈通称・東バイパス〉でオートバイを2人乗りし、取り締まり中のパトカーを棒でたたくなどした疑いが持たれています。また、17歳の少年は無免許運転の疑いももたれています。
少年らが棒でたたいたパトカーには傷が入り、修理に約10万円かかったということです。
警察は、パトカーのドライブレコーダーなどで現場から逃走した少年らを特定し、27日までに逮捕しました。
5人はSNSなどを通じて知り合ったとみられ、警察の調べに全員、容疑を認めています。
また、動機については「目立ちたかった」などと供述しているということです。
東バイパスでは、若者を中心としたオートバイでの暴走行為が問題となっていて、警察は「これらを見に行くなどして助長するようなことはしないでほしい」としています。