中国各地で大雨による浸水被害が相次いで発生。
病院の廊下も激しく雨漏りする事態となりました。

中国東部の江西省で22日、広い地域で大雨となり緊急対応措置を発動。

いくつかの貯水池では、洪水を防ぐために予備放流が行われました。

江西省と隣接する安徽省も大雨に見舞われ、8つの都市で緊急対応措置が取られました。

湖南省の映像では、集中豪雨に見舞われ、街の大部分が冠水。
雨が降りしきる中、住民たちが列になって避難する様子も見られました。

湖北省の武漢市も激しい雷雨に見舞われ、道路は川のような状態になりました。

その武漢市にある病院では、集中豪雨によって激しく雨漏りし、廊下は水浸しの状態となりました。

雨漏りした場所の近くにある放射線科では、医療機器の故障などが心配されましたが、大きな影響はなかったということです。

また、貴州省では5月22日、地滑りが2カ所で発生。
複数の住宅が巻き込まれ、4人が死亡しました。

山の斜面が広い範囲で崩れていて、大量の土砂が道路を寸断していました。

中国の気象当局は、28日朝までに貴州省、湖南省などで再び大雨になる恐れがあるとして警戒を呼びかけています。