29日付で経団連会長に就任した日本生命の筒井義信会長が記者会見を行う。筒井会長は報道陣へのインタビューで、経団連が2040年を見据え提言した「Future Design2040」を継承し、成長と分配の好循環、公正・公平で持続可能な経済・社会の実現に取り組む考えを示していた。また、高水準が続く企業の賃上げについては、「モメンタムを継続し、定着をさらに定着させていくことが最重要課題だと認識している」と述べ、業績や体力に適した賃上げを強く呼びかけていく姿勢を示した。さらにトランプ関税による業績などへの影響を注視する一方、価格転嫁を受け入れる社会的規範を作ることが重要な課題とも指摘した。
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