27日の関東は、梅雨入りを思わせるどんよりとした曇り空となりました。

そんな中、プールで遊ぶ子どもたち。
神奈川・箱根町にある、水着で楽しむことができる温泉施設「箱根小涌園ユネッサン」です。

ところが、ひとたび温水プールから出ると寒そうに走り、急いで露天風呂エリアへと向かっていきました。

子どもは楽しそうな様子ですが、母親は「寒いです。めっちゃ寒いです」と話し、別の2人組も「寒いです。まだ寒かったかな」と、屋外プールは敬遠気味のようでした。

そのため、屋内のプールを利用する人が大半でした。

東京都心は28日から6月1日まで曇りや雨が続き、梅雨のような空模様になる見通しです。

天気が悪く、外出を控えたくなるような時期に注意が必要なのが、高齢者の“フレイル”です。

いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長:
元気なときと比べると、明らかに活動度が落ちていたり、生活のパターンが著しく弱っている状態。

どのように予防すればいいのでしょうか。
伊藤院長は「人とのつながりを持つこと、頭を使うこと、筋力を使うこと。そうすると食欲も出てきて、栄養状態も保ちやすくなると思います」と話します。

取材班が向かったのは、神奈川・横浜市のデイサービス。
そこにはパチンコ台がずらっと並び、その横ではブラックジャックやマージャンをして楽しんでいる人もいました。

高齢者がカードゲームやパチンコ・マージャンを楽しむ、その名も「デイサービス ラスベガス」です。
レクリエーションの一環で、カジノ型のゲームを導入しています。

カジノの定番・ブラックジャック。
ディーラーが配るカードに視線を集中させます。

カードを受け取る合図を送るなど、手慣れた様子でプレーを楽しんでいました。

90歳:
私も90歳超してますから、どうしても認知症っていうの、頭の回転が緩くなるっていうのが、ここに出入ることによって、そういう点では訓練される。それが最大のメリット。

お気に入りのパチンコを楽しむ女性は、4回連続で大当たり中と、ご満悦の様子です。

さらに、仲間と一緒に楽しむマージャンと、まさにカジノの本場・ラスベガス顔負けの充実したラインアップです。

97歳:
外に出たくないという思いが強くて、どっか遊びに行くところがないかって一生懸命探してくれて。

また、利用者の送り迎えは黒塗りの送迎車と、特別な場所を演出しています。

日本シニアライフ株式会社・森薫社長:
家で引きこもっているよりも、デイサービスに週1回から2回くらい行ってもらった方がご家族の負担も下がるし、ご本人も外に出た方が元気になるので、通い出してほんとに良かったという声は多く頂いてます。

27日の東京都心の最高気温は20.3度と、長袖など上着が欲しくなる肌寒さとなりました。

空の様子はというと、午後1時半の東京・銀座は梅雨の時期のようなどんよりとした空模様でした。

都心はこのあと、帰宅時間帯もにわか雨の恐れがあります。
さらに、28日からは梅雨のようなぐずついた空模様となる見通しです。

特に31日は雨の予報で、もし雨が降れば、東京の週末で10週連続の雨となります。