子供たちに食事や学びの場を提供している「こども食堂」を支援するため、福岡県はふるさと納税による寄付の募集を始めました。

こども食堂は、NPOや地域のボランティアなどが子供たちに無料や安い価格で食事を提供する取り組みで、県内では2024年9月時点で443か所にのぼり、調査を始めた2018年から約5倍に増えています。

県は、こども食堂が食事の提供だけでなく、学習支援や幅広い世代の交流の場としても重要な役割を担っているとして、こうした活動を支えるため今年も、ふるさと納税を通じた寄付の募集を始めました。

「福岡県こども食堂応援プロジェクト」と名付けたこの取り組みの目標金額は1000万円で、集まった寄付金はこども食堂で提供される食材の購入費用や、食材の保管・運送費用などに充てられます。

個人向けは8月23日までふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」で受け付けていて、返礼品はなく、活動報告が送られます。

企業向けは12月26日まで受け付けていて、県のホームページで詳細を確認できます。

去年の同様のプロジェクトでは800万円の目標に対し、個人と企業から合わせて2100万円あまりが寄せられ、申し込みがあった県内342か所のこども食堂に米や鶏肉、商品券などが届けられたということです。

県こども未来課は「子供たちを笑顔にしたいという温かい気持ちを、このプロジェクトを通じてこども食堂に届けてほしい」と話しています。

テレビ西日本
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