パームヤシの殻を燃料にして発電するバイオマス発電所が伊万里市にこのほど完成し、竣工式が行われました。
伊万里市黒川町に完成したのは「佐賀伊万里バイオマス発電所」です。
竣工式には伊万里市長や関係者など約100人が出席し安全運転を祈願しました。
発電所は4月19日から営業運転を開始していて、発電容量は46メガワット、想定される年間の売電電力量は一般家庭の約8万世帯分となる3億1200万キロワットアワーほどだということです。
また燃料には、インドネシアで生産され、パーム油の原料となるヤシをしぼったあとの殻を再利用、自然由来の燃料を使っていることから二酸化炭素排出量の削減にもつながるということです。
【伊万里グリーンパワー 平倉正章代表取締役社長】
「この伊万里の地で再生可能エネルギーの一大拠点として、安定的に操業を続けながらベースの再生可能エネルギーの供給を続けていきたい」