兵庫県加古川市は、中学2年の生徒がいじめを苦に自殺し遺族が市に損害賠償を求めている裁判で、裁判所の和解案を受け入れる方針を示しました。
2016年、加古川市立中学校2年生の女子生徒が、仲間外れにされるなどのいじめを苦に自殺し、第三者委員会はいじめが自殺の原因と認定しました。
遺族は、部活動の顧問らがいじめに関するメモを破棄するなど、学校側がいじめを把握しながら適切な対応を怠ったとして、およそ7700万円の損害賠償を求める裁判を起こしていました。
市は、神戸地裁姫路支部からの和解の提案を受け、遺族に対し、学校側の不適切な対応を謝罪した上で、解決金300万円を支払うなどの方針を明らかにしました。
市は、顧問らによるメモの廃棄を認めています。