成績不振が続くサッカーJ2のカターレ富山は小田切道治監督を解任し、後任の監督に安達亮さんが就任したと発表しました。

カターレは今シーズン11年ぶりにJ2に復帰しましたが、リーグ戦では直近の12試合勝利がなく、現在20チーム中17位に沈んでいます。

27日、カターレは小田切道治監督の退任を発表し、後任の監督にカターレの元監督でJ1横浜F・マリノスでアシスタントコーチを務めていた安達亮さんが就任すると発表しました。

カターレの左伴社長はシーズン途中の監督交代について、成績不振が理由だとしました。

*カターレ富山 左伴繁雄社長
「12試合勝ちがなく、クラブとしては、ワースト2の勝ちなしの試合数。結果責任を問うべきだと重みを感じたので、今回退任していただくことになった」

一方、27日に就任した安達新監督は、アンダー17日本代表やJ1のヴィッセル神戸で監督を務め、カターレでは当時J3だった2018年から3年間指揮をとっていました。

左伴社長は安達新監督を選んだ理由として、かつてカターレに在籍した経験があり、当時のチームは今より攻撃的だったと説明しました。

*カターレ富山 左伴繁雄社長
「データを紐解いてみると非常に攻撃スタイルを構築することに長けた監督だと思う。今のカターレ富山では得点力非常に不足しているチームであるので、その攻撃を大いに期待できると思う」

安達新監督は27日朝にチームと合流したということで「J2残留を確定させる」と意気込みを語りました。

*安達亮監督
「まずは残留を確定させたい。ここのクラブの一番いい所は、とてつもなく伸びしろを持っていること。そこを自分の力で引き上げたい。注目選手はFWの方にいる。碓井聖生選手、松田力選手、武颯選手。彼らに最も得意とする得点パターンを構築してあげたい」

退任した小田切前監督は、クラブを通じて「チームを勝たせることができず、責任を感じています。ファン・サポーターの皆様、本当にありがとうございました」とコメントしています。

カターレの次の試合は、今月31日の秋田戦です。

安達新監督の手腕に注目です。

富山テレビ
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