島根県立大学が、県内で教員として働く意欲がある高校生を対象に2026年度から新たな入試枠を設けることになりました。

島根県立大学・山下一也学長:
全学を挙げてこの事業に取り組み、島根の教育と地域社会の持続的発展に貢献していく。

島根県立大学が2026年度から新たに設けるのは「地域教員希望枠」です。
大学を卒業後に島根県内で教員として働く意欲がある県内の高校生を対象に、人間文化学部の2つの学科であわせて8人を受け入れます。
教員養成機能の強化に向けた島根大学との連携事業として文科省に採択されました。

県立大は、合わせて入学前の高校生が大学生と交流するプログラムや県教委や島根大学と連携した授業も行い、入学前から在学中そして教員採用後のフォローまで一貫して取り組み、地域や現場のニーズに対応した質の高い教員の育成、確保を目指します。

島根県立大学・山下一也学長:
島根の教育に熱心な人、島根愛を持っている人、これを強く育てていける人に入学してほしい。

島根県内の小中高校や特別支援学校では、2025年度当初の時点で2024年度の2.2倍、過去最多の64人の欠員が発生するなど、教員不足の状況が続いています。
県立大の新たな入試制度などの取り組みが、今後教員不足の解消につながるのか注目されます。

TSKさんいん中央テレビ
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