昔懐かしい…若い世代には目新しいかも知れません。昭和の時代の人々の暮らしぶりが伝わる“レトロ”なおもちゃや日用品をの展覧会が、鳥取県米子市で開かれています。
ハンドルを回して動かす手回し式のミシン。
そして、独特の温かみを感じるブリキのおもちゃ。
昭和の時代に親しまれた懐かしい品々です。
米子市淀江町の伯耆古代の丘公園のギャラリーで開かれている『昭和レトロなおもちゃ・日用品展』。
米子市の淀江公民館の館長・國頭徹夫さん(74)が30才の頃から収集してきた昭和時代のおもちゃや日用品、約300点が展示されています。
コーヒーカップの底の部分には、OCCUPIED JAPAN(オキュパイド・ジャパン)の文字占領下の日本で作られたことを示す表示です。
また、昭和29年に作られたキャデラック。
それに昭和30年代のモーターバイク。
高度経済成長時代に向かうこの時代のブリキのおもちゃ。
日本の製造技術は海外から高く評価されていました。
淀江公民館の館長・國頭徹夫さん:
海外に輸出して外貨を稼いだ代物です。今も非常に人気があります。
そのほかアイロンはコードレスですが、電気ではなく、炭火で加熱していました。
さらに陶製のアイロン。戦時中は金属が回収され、代用品として作られました。
淀江公民館の館長・國頭徹夫さん:
昭和時代を過ごした人には懐かしんでもらって、若い方には、昭和時代はあんな時代だったと想像していただいて、それも楽しんでいただいたら。
この展覧会は、米子市淀江町の伯耆古代の丘公園で6月22日まで開かれています。