ベガルタ仙台は5月25日、いわきFCとの東北ダービーに挑んだベガルタ仙台は、キャプテン郷家選手のゴールなどで、アウェーで貴重な勝ち点3をつかみました。
明治安田J2第17節。アウェーでいわきと対戦した仙台。ここ2試合得点がない中、攻撃陣の奮起が求められます。
試合開始直後、ピンチを迎えます。1分、コーナーキックからのヘディングシュートをゴールキーパー林がスーパーセーブ!前節はPKストップとピンチを救い続ける林が先制を許しません。その奮闘に応えたい攻撃陣は10分でした。オナイウのクロスに頭で合わせたのはエロン!前節けがから復帰した攻撃のキーマンが先制点をもたらします。
この先制点で流れに乗りたい仙台でしたが23分でした。クロスボールを頭で合わせられ同点に追いつかれます。その後もいわきの時間が続きますが、林がビッグセーブを連発。同点で試合を折り返します。
そして、後半10分でした。いわきのクロスボールを仙台がオウンゴール。副審はオフサイドの判定を下していたものの、それを主審が取り消してゴールが認められ、いわきに逆転を許したと思われましたが…主審が再び副審と議論した後、下したのはオフサイドの判定。
ゴール判定が変わるまれな事例に仙台は救われ、スコアは変わりません。押し込まれる時間を耐えながら迎えた後半31分でした。左サイドを抜け出した宮崎のクロスを押し込んだのはキャプテン郷家!郷家の今シーズン4点目が決勝点となり、苦しい試合をものにし、アウェーで勝ち点3をつかみました。
郷家友太選手
「何としてもボールに触るという気持ちがゴールにつながりました」
森山佳郎監督
「押し込まれる時間も多くて、林が何本もセーブしてくれて。勝てたというのは大きいこと」
仙台は3位に浮上。次節はホームで札幌と対戦します。