太平洋戦争の終戦直前にあった「小牛田空襲」を今に伝え平和の尊さを訴える、展示会が美里町で開かれています。
展示された紙芝居。美里町で実際に小牛田空襲を体験した佐々木英壽さんが機銃掃射から防空壕に逃げ込む“自らの体験”を描いています。会場には、紙芝居のほかに小牛田空襲の体験者の証言をもとにした資料などが展示されています。
小牛田空襲では終戦直前の1945年8月9日と10日の2日間、現在の小牛田駅周辺などをアメリカ軍が空襲し、約20人が犠牲になりました。
展示会を企画 沖田捷夫さん
「小牛田で空襲があったこと自体知らないし、20人以上2日間で亡くなったということも知らない。知った私たちが知らない人に伝えていくことによって、どんな戦争もいい戦争なんかないことを、時代を担う子供たちに伝えていきたい」
この展示会は5月31日まで開催されています。