ひきこもり状態にある人に短期のアルバイトの紹介を通して、社会参加を支援しようという取り組みが仙台市内で始まりました。
この取り組みは、仙台市と県内を中心に若者支援に取り組む認定NPO法人が共同で始めたものです。
具体的には、ひきこもり状態にある人に短期のアルバイトを紹介します。紹介することで終わりではなく、実際に働くまでの準備段階で一人一人の悩みや不安に寄り添いながら、サポートを続けるのが特徴です。
また、アルバイトの内容は施設の清掃やスーパーの品出しなどさまざまで、受け入れる事業者側も個人に負担がかかり過ぎないよう工夫しているということです。
認定NPO法人Switch 今野純太郎代表理事
「働くことに対して不安や怖いという思いを持たれている人も多いと思うが、そういった人に気軽に一歩踏み出す材料として、プログラムを活用してほしい」
仙台市によりますと、去年6月に公表した段階で、市内では約4000人がひきこもり状態にあるとみられています。