愛媛の交通事故による死者は人口10万人あたりで全国ワースト。特に5月に自転車が関わる死亡事故が相次いでいて、県内では26日に一斉に警察が緊急の取り締まりにあたりました。
警察によりますと、愛媛県内で今年に入ってからの交通事故による死者は25日時点で25人。去年の同じ時期より7人多く、人口10万人あたりでは速報値で1.96人と全国ワーストになっています。
特に5月は自転車が関わる死亡事故が相次いで発生。17日は新居浜市で自転車で道路を渡っていた80歳の男性が普通車にはねられて死亡。19日は西予市宇和町のトンネルで自転車に軽乗用車が追突し76歳の男性が死亡するなど、25日までに3人が死亡しています。
県警バイシクルユニット:
「自転車の交通死亡事故が多くなっていまして、県警では注意喚起を行っています。自転車のルールを書いていますので、ぜひ一読していただければと思います」
この状況に警察は県内の交通量の多い道路で、一斉に緊急の取り締まりや注意喚起を展開。松山市安城寺町の道路では、午後4時から警察官が街頭に立ち、通りかかる自転車を呼び止めてヘルメットの着用や自転車の並走をやめるよう呼びかけました。
松山西警察署・三浦裕典交通課長:
「交差点での出合いがしらの事故。これが自転車では非常に多く発生しております。横断する際、交差点を通る際には安全確認をしっかりしていただきたい」
県内で去年に発生した人身事故のうち、約2割が自転車が関わる事故。大半が交差点で発生していて、警察は一時停止などの交通ルールを守るよう呼びかけています。
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