踏切内での迷惑行為を捉えた映像。
黒い服の女性が遮断棒を上げて線路内に侵入しました。一体何があったのでしょうか。

現場は東京・世田谷区の京王線・千歳烏山駅近くにある踏切。
23日午後1時ごろ、車で通りかかった男性がこの事態を目撃しました。

撮影者は「踏切待ちをしていて、いきなり2人組が線路の中に入って、ちょっとおかしいなと感じて撮影を始めたんです」と話します。

映像では、両手を上げて線路に向かって歩く女性を男性が制止している様子です。
酒に酔っているのか、足がふらついているように見える女性。
自ら遮断棒を持ち上げ踏切から出て行きますが、画面左に止まっていた電車から警笛を鳴らされました。

これに腹を立てたのか、女性は電車に向かって何かを叫び、男性に促されるようにして踏切から離れていきました。

ところが、女性は突如向きを変え、再び踏切内へ。
さらに電車に向かって線路上を歩き始めたのです。

線路上で立ち止まった女性は身振り手振りを交え何事かをアピール。

その後、戻りかけますが、再び向きを変えたところで鉄道会社の関係者が駆け付け、踏切の外に連れ出されました。

女性は踏切から出ると再び抵抗を始めたのか、両肩を持つ関係者の手を振りほどこうとした揚げ句、道に座り込んでしまいました。

その後、複数の警察官らが駆けつける騒ぎとなったこのトラブル。

撮影者の男性は踏切内への侵入を繰り返した女性の様子を「女性は30代ぐらいでしたね。普通じゃないような感じで、酔っぱらってるんだかなんだか、そんな感じ」と話します。

京王電鉄によりますと、この騒ぎにより、上り線に7分ほどの遅れが生じたということです。

今回の迷惑行為について橋下綜合法律事務所・溝上宏司弁護士によると、威力業務妨害罪に問われる可能性が極めて高いと説明。
その場合、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科される可能性があるとしています。

保護した警視庁によりますと、女性はやはり酒に酔った状態だったということです。