全日空の旅客機で拘束された乗客。
飛行中にドアを開けようとして取り押さえられ、緊急着陸後、警察官に連行されました。

トラブルが起きたのは、24日午前10時半過ぎに羽田空港を出発し、アメリカ・ヒューストンに向かった旅客機。

複数のアメリカメディアによりますと、飛行中、乗客の男性が非常ドアを開けようとする騒ぎが発生。
他の乗客や乗務員がそれに気づき、男性を取り押さえたのです。

その機内で撮影された動画を見ると、取り押さえられた男性が座席に座っています。
その後、旅客機は出発から約10時間後、行き先を変更してワシントン州シアトルの空港への緊急着陸を余儀なくされました。

着陸後、警察官に連行された男性。
健康上の問題があったとみられ、その後、病院に搬送されたということです。

他の乗客や乗員にけがはありませんでした。

しかし、この旅客機でのトラブルはこれだけにとどまりませんでした。

乗客がドアを開けようとしたトラブルで緊急着陸したシアトルの空港での待機中、今度は別の乗客が騒ぎを起こしたのです。

現地メディアによると、乗客は行き先の変更にいら立って機内で暴れ、トイレのドアを殴るなどしたということです。

この乗客は迷惑行為を理由に機内から降ろされました。

ドアを開けようとした乗客とは無関係だとみられています。

全日空によると、旅客機は4時間ほど遅れて当初の目的地、ヒューストンに到着したということです。

フジテレビ
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国際取材部
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