福岡県北九州市の武内市長が26日、護衛艦に乗り込み、海上自衛隊と災害時の連携についての意見交換を行いました。
武内市長が訪れたのは、長崎県の佐世保から門司に寄港している護衛艦「さわぎり」です。
南海トラフ地震を始めとした大規模災害が起きた際、自治体が求める支援と自衛隊が提供できる内容に関し、互いの理解を深めるのが目的です。
海上自衛隊は意見交換の中で、東日本や能登半島の地震での救助活動や行方不明者の捜索、食事や入浴の支援などさまざまな事例を紹介しました。
◆北九州市 武内和久 市長
「南海トラフを始めとした、いざという時に命を守る、その後、避難した皆さんの生活を支えていただく、このあたりに大きな力をもらえることを心強く思う」
災害に備えた意見交換が船の上で行われたのは九州・沖縄では初めてということで、双方は今後も情報の共有を進めていく方針です。