サッカーのプロとアマチュアのチームが日本一の座を争う天皇杯が開幕し、J2の愛媛FCとFC今治、愛媛県代表のレベニロッソNCが24日から25日にかけて、1回戦に挑みました。
愛媛FCは去年ベスト16。今年の1回戦は、長崎県代表で九州リーグに所属の三菱重工長崎SCと24日に対戦しました。石丸監督が契約解除されたあと、指揮を取る青野暫定監督にとって初めての公式戦でした。
愛媛は前半、相手に主導権を握らせず攻め続けたものの0対0。後半に入り10分、ロングスローのこぼれ球から窪田の美しいミドルシュートが決まり、愛媛が先制に成功しました。アディショナルタイムでは、相手にゴール前で何度も仕掛けられピンチを迎えたものの、体を張った決死のディフェンスでそのまま逃げ切り試合は1対0で終了。新体制で初陣を飾り2回戦進出を決めました。去年8月以来のホームでの公式戦勝利も手にしました。
青野慎也暫定監督:
「この1勝をして、まだチームは終わってないぞと。クラブ全体で愛媛FCを(J2)残留させるパワーをみんなからいただきたい。現場で100%最善を尽くします」
窪田稜選手:
「とにかくリーグで勝っていかないと何も始まらないと思う。少しずつでもはい上がれるように、しっかり準備してまた勝っていきたい」
FC今治は鹿児島県代表でJ3の鹿児島ユナイテッドFCと25日に対戦。前半17分、昨シーズンまで今治でプレーしていた鹿児島のアンジェロッティのシュートをキーパー伊藤がファインセーブ。22分にはFW横山が決定機を作りシュートを放ったものの枠を捉えられず、前半を0-0で折り返しました。しかし後半で2得点を許してしまい0対2でゲームセット。リーグ戦2連敗の嫌な流れをホームで断ち切りたい今治は、下のカテゴリー相手に無得点に終わり1回戦で姿を消しました。
倉石圭二監督:
「1試合通して狙いのなかで、フィニッシュワークまでいけなかった。ホーム徳島戦があるのでしっかり準備してやっていきたい」
また愛媛県代表で四国リーグに所属する社会人チーム・レベニロッソNCは25日、設立35年目で初の天皇杯に挑みました。対戦相手はJ2の大分トリニータ。前半、に2得点を許したあと、途中で退場者も出て選手は10人に。後半に追い上げを続けたものの、相手の隙に入り込めず0対2で1回戦敗退に終わりました。
源代真民監督:
「このグラウンドで、いい環境で表現できるよう、精一杯準備してやってきました。やってきたことは出せたと思ってます」
愛媛FCの天皇杯の2回戦は6月11日、アウェーでJ2のサガン鳥栖と対戦します。リーグ戦でもサガン鳥栖と対戦します。FC今治は31日にホームで4位の徳島ヴォルティスと対戦。公式戦3連敗からの脱出を目指します。
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