愛媛県で感染性胃腸炎の感染者が今年に入り、2度のピークをつけたあと再び上昇に転じ、高い水準が続いていることが県の調査で26日までに分かりました。特に松山市と八幡浜の保健所のエリアで増えています。

感染性胃腸炎は細菌やウイルスなどに感染し、おう吐や下痢などの症状が現れる病気です。

愛媛県の23日の発表によりますと、感染性胃腸炎の患者は5月18日までの1週間に1医療機関あたりの平均で14.57人となり、前の週から4.19人増えました。県内では今年に入り感染者がほぼ増え続け、3月9日までの1週間に20.08人を確認して過去シーズンで最も高い水準に。4月20日までの1週間で2度目のピークの18.19人が報告されていました。今回で3度目の増加に転じ、感染は高い水準が続いています。

保健所別で最も多かったのは八幡浜が20.50人、松山市が前の週より6.72人増えて20.29人となり20人台になっています。ほかは四国中央14.50人、西条13.75人、中予10.00人、今治8.50人、宇和島1.00人です。

感染者からはロタウイルス、ノロウイルス、下痢原性大腸菌が検出されているとしています。

ただ今回の感染者の増加を巡っては、前の週が大型連休で休んでいる医療機関があるため、県は状況を注目していくとしています。また対策として調理や食事の前、トイレの後の十分な手洗い、調理器具の次亜塩素酸を使った消毒、調理する際は85度以上で90秒以上加熱することなどを呼びかけています。

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テレビ愛媛
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