立憲民主党の野田代表は25日、年金制度改革法案の修正協議を巡り、与党側から党首会談の要請があった場合、「合意に必要なプロセスならば喜んで受けたい」との考えを示した。
三重県を訪問した野田代表は、大台町で記者団の取材に応じ、年金制度改革法案の与党との修正協議について、「基本的には我々の主張を飲んでほしいと思っている」と述べた。
また、与党側から合意に向けて党首会談の要請があった場合の対応について問われ、「打診は来ていない」とした上で、「まとまるということならば、必要なプロセスならば、喜んで受けたいと思う」と前向きな姿勢を示した。
一方、日米の関税交渉について問われると、「内情はわからない」としつつ、「相手側からの間接情報では、日本の方がどういう原則で交渉しようとするのか、テコになるものを何と考えているのか、要は“手の内がよく見えない”と相手側が言っているようだ」と述べた。
そして、「もっとストレートに毅然と交渉してほしい」と注文をつけた。
その後、伊勢市で行った街頭演説では、「天下分け目の参院選」との表現を使い、「予算や法律の修正ができるのは、我々の仲間が増えたからだ。参院でも仲間を増やしたい」と支持を訴えた。