アメリカの関税措置を巡る3回目の交渉を受け、石破首相は25日、「G7サミット(主要7カ国首脳会議)を念頭に議論を詰める」と述べた。
京都府舞鶴市での記者団の取材に石破首相は、「G7サミットを一つの念頭に置きながら、今後、さらに議論を詰めていくということになる」との考えを示した。
また、造船分野での協力に意欲を示し、「砕氷船は日本の技術にかなりの優位性があると思っている。日米の協力にあたっては、北極航路も含め、砕氷船が一つのポイントになってくる」と述べた。
アメリカの軍艦の日本国内での修理にも触れ、「政府として支援していきたい」とした。
一方、自衛官の待遇改善を巡り、「近々もう一度、関係閣僚会議を開催をして、効果を検証し、必要な取り組みを行いたい」と表明した。
石破首相は舞鶴市で、造船会社のジャパンマリンユナイテッドの社長らとの懇談や、海上自衛隊の若手隊員との車座対話を行っていた。