5月21日、札幌市白石区の歩道で男に殴られ、搬送先の病院で死亡した男性の死因が、脳挫傷であることが分かりました。

 札幌市清田区に住むタクシー運転手・近江保夫容疑者(75)は、21日午後1時30分ごろ、札幌市白石区栄通12丁目の歩道で、同市北区に住む会社役員の岡本幹男さん(69)の顔を殴るなどの暴行を加え、ケガをさせた疑いで、23日検察庁に身柄を送られました。

 当時警察には「男同士が殴り合いをしている」「男1人が倒れている」などと、通報が相次ぎました。

 岡本さんは、意識不明で病院で治療を受けていましたが、23日に死亡が確認されました。

 その後の司法解剖の結果、死因は、後頭部を強く打ったことによる脳挫傷と判明しました。

 近江容疑者は車で通勤する途中で、調べに対し「頬だったと思うが1発ヒットして相手の男が倒れた」などと供述しているということです。

 警察は、2人がトラブルになった経緯など当時の状況を調べるとともに、「暴行と死因との因果関係に矛盾がない」として傷害致死の疑いも視野に捜査を進めるとしています。

北海道文化放送
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