小泉農林水産相は備蓄米の随意契約について、店頭価格が5kgあたり2000円になるよう売り渡す方針を明らかにしました。
小泉農水相:
前向きなスタートにするには、今のこの異常な高騰は、まず冷まさなきゃいけない。そういった思いで、今回2000円、こういった形をとらせていただいた。
小泉大臣は業者を選んで契約する「随意契約」で放出する備蓄米は経費を乗せた上で、店頭価格が2000円となるよう売り渡す方針を示しました。
対象は大手の小売業者を想定し、「買い戻し」条件はつけないとしています。
量は2022年産が20万トン、2021年産が10万トンの合わせて30万トンをまずは放出するほか、地方などに運ぶ輸送費は国が負担します。
直接小売りに販売し流通経路を短縮することで、いち早く店頭にコメが並ぶ環境を整えたい考えです。
26日にも業者に対し説明会を行うとしています。
小泉大臣は、午前には楽天グループの三木谷会長と面会し、コメの流通促進に向けてネット販売での協力を要請しました。
小泉農水相:
ネット販売も含めて様々な流通の形を模索していかないと。
三木谷会長は「予約販売などスピーディーにできるのではないかと思っている」と述べ、前向きに検討するとしています。