アメリカのトランプ大統領はEU(ヨーロッパ連合)に対し、6月1日から50%の関税を課す考えを示しました。

トランプ大統領は23日、SNSで「EUは貿易面でアメリカを利用することを主な目的として設立された」と投稿しました。

その上で、強力な貿易障壁や付加価値税、為替操作などでアメリカの貿易赤字が膨らみ、「全く容認できない」として6月1日からEUに50%の関税を課す考えを示しました。

トランプ政権は4月2日、EUに対し、20%の相互関税を課すことを決めましたが、その後4月9日、上乗せ分を90日間停止して一律10%とすると発表しました。

トランプ氏は、EUとの関税を巡る協議は「全く進展していない」とも訴え、圧力を強めることで交渉を前進させる狙いがあるとみられます。

フジテレビ
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国際取材部
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