詐欺の被害にあったのは高知県高岡郡に住む60代の女性です。
5月11日、女性のスマートフォンに「ご利用料金について確認したいことがある」と電話番号が記載されたショートメッセージが届きました。
女性はメッセージに添付された番号に電話をかけると出なかったものの、直後に「NTTファイナンスサポートセンターのクロカワヒロユキ」と名乗る男から電話があり、「去年5月の9万9620円分が未納になっている。翌日午前9時までに手数料を含む10万円を振り込む必要がある」などと言われました。
その後、再びクロカワから電話があり「バニラという会社の天気情報にアクセスした分が未納になっている」「誤認登録であった場合に95%分の料金が返納される」などと言われました。
女性は天気情報を閲覧した覚えがあったことから、10万円を振り込みました。
その後、「日本個人データ保護協会のコイケ」を名乗る男からも電話があり、「さらにもう2件、アダルトサイトの未納料金がある」と言われ、40万円を振り込み、合計50万円をだまし取られました。
高知県警によりますと、今年に入って県内では特殊詐欺が37件発生、被害総額は約1億9170万円にのぼります。