5月23日までの3日間、10を超える国や地域の経済関係者が参加するアジアフォーラムが新潟県内で開かれました。2013年の沖縄に続き、日本では2回目の開催となった今回、参加者の目に新潟はどのように映ったでしょうか。

【記者リポート】
「次々と新潟市中央区にある酒蔵へと入っていきます。これから新潟の食文化について学んでいきます」

22日、新潟市中央区の酒蔵を訪れたのは15の国や地域から集まったアジアフォーラムの参加者約100人です。

アジア各国の経済関係者が情報交換を行い、ビジネスの強化や文化交流を図ろうと毎年開かれているアジアフォーラム。

22回目を迎えた今年は、新潟の食文化や歴史を世界に発信しようと、新潟日本香港協会が誘致し、県内で初めて開かれました。

参加者は酒蔵で日本酒づくりの行程を学ぶと、日本酒や甘酒を試飲し堪能。

【参加者(甘酒を試飲)】
「とても良い。ミルキーでなめらか。ノンアルコールだし、健康にも良いので気にいった」

【参加者】
「(味に)すごく感動した」

その後、国の名勝にも指定されている旧斎藤家別邸を訪れ、庭園を見学しました。

【参加者】
「日本の庭園の風景は素晴らしく、色んな海外の国に行ったりしているが、この庭園は最もよかった」

こうした体験を通し、新潟の魅力はアジアの経済人に伝わったようです。

【香港ビジネス協会世界連盟 デニスチュー副会長】
「私は将来、新潟に多くのビジネスチャンスがあると信じている」

【新潟日本香港協会 吉田至夫 会長】
「地方都市に目を向けて、素晴らしさを知ってもらいたいというのが一つの大きな目的。(新潟の魅力を)必ず実感していただけると思っている」

新潟日本香港協会は今回のフォーラム開催をインバウンド拡大などにつなげていきたい考えです。

NST新潟総合テレビ
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