罰則が強化された去年11月以降、摘発される人が後を絶ちません。
福岡市で23日、自転車による飲酒運転を防ごうと、警察と郵便局が連携し、訓練を行いました。
23日朝、福岡市天神の中央郵便局の前で行われた訓練。
郵便局員が、自転車の飲酒運転を目撃したとの想定で、速やかに110番通報しました。
◆通報者(郵便局員)
「飲酒運転をしている人を見かけたので、電話差し上げました」
◆警察官
「自転車に乗っている状況は、どのような状況でしたか?」
◆通報者(郵便局員)
「片手にビールを持っていまして、ビールを飲んだ後に、また、自転車に乗って運転していました」
自転車の飲酒運転は、去年11月に罰則が強化され、酒気帯び運転をした場合、3年以下の懲役、または50万円以下の罰金となりましたが、それ以降、半年間で福岡県内では、638人が摘発されています。
◆中央警察署 工藤佳之 交通第1課長
「『飲酒運転を見逃さない・許さない』。気兼ねなく、躊躇せず通報してもらうことで、飲酒運転を1件でも減らせれば」。
警察は、飲酒運転に加え、自転車に乗る際のヘルメット未着用や、ながら運転についても改めて危険性を周知しました。