22日夜、広島空港に着陸した全日空機が駐機場に向かう途中で誤って工事区間に進入し動けなくなりました。乗員・乗客132人がおよそ1時間半にわたり機内に閉じ込められましたがケガなどはありませんでした。

広島国際空港などによりますと22日午後9時過ぎ、新千歳発の全日空機が広島空港に着陸後、誘導路を走行中に誤って工事区間に進入、機体の一部を損傷して走行できなくなりました。

【機内アナウンス】
「先ほどコンクリート片が期待の一部、右側の車輪にかんでしまった影響で、現在、当該航空機、この場で地上移動が不可能になっております」

乗員・乗客合わせて132人はおよそ1時間半にわたり機内で待たされ、午後10時半過ぎに移動式タラップで機体から降りました。
けが人などはいませんでした。

【乗客は】
「急ブレーキがかかって止まった。急ブレーキのキュッという音で若干に前にのめるような感じ。タイヤがコンクリートと接触したという説明がありました」
「皆さん落ち着いていて、CAさんもしっかりやっていたので、混乱はなかったです」

一夜明けた23日朝も、走行できなくなった全日空機は誘導路に止まったままで、全日空の職員などが機体の状況や原因などを調べています。

機体が進入したエリアはおよそ2ヶ月前から駐機場の改良工事を行っていたということです。

なお、広島空港では23日午前8時15分に出発予定だった新千歳行きの全日空便が25分遅れで出発しましたが、そのほかの便は平常通りの運航を予定しています。

テレビ新広島
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