宮崎県延岡市で飼育されたヘラクレスオオカブトが21日と22日の2日間、大阪・関西万博に出展され、行列ができるほどの人気を呼びました。
大阪・関西万博に出展された世界最大級のカブトムシ・ヘラクレスオオカブト。
育てたのは、延岡市北浦町在住で国の内外で有名なブリーダーの河野博史さんです。
幼虫のエサを手作りするなど、こだわりの飼育方法で、これまで3度にわたり世界最大級の個体を生み出しています。
河野さんは、昆虫の町おこしに取り組む福島県田村市から「昆虫サポーター」に委嘱されている縁で、21日と22日、田村市が万博会場に設置したミニカブトムシドーム内でヘラクレスオオカブトを展示しました。
河野さんが万博のために用意したのは、体長約179ミリのオスと、マニア向けの角が太いオス。さらに触れることができるオス3匹や幼虫なども展示し、訪れた人たちはその大きさに驚きの声を上げていました。
(親子)
「でかい。かっこいいね」
「(幼虫を見て)ママも怖いよ。でも思ったより硬い。しっかりしてる」
来場者の中には、こんな人も…。
(来場者)
「宮崎県から来ました。きょうはHirokA(河野)さんのヘラクレスを生で見たくて。すごく大きくてびっくりしました」
田村市のミニカブトムシドームには行列ができ、入りきれない人もいて、21日は約800人が訪れたということです。
(ヘラクレスオオカブトブリーダー 河野博史さん)
「日本人を含め、海外の方含め、すごい人が来場してくれてます。すごい喜んでもらってます」
河野さんは、延岡市のPRにも貢献できたのではないかと話していました。