熱戦が続く高校スポーツの祭典・県高校総体。22日はインターハイを目指し、柔道団体の男女決勝が行われました。
22日は、競技に先立ち、県高校総体の開会式が行われ、選手を代表して柔道競技に出場する延岡学園の鈴木叶太主将が宣誓しました。
(延岡学園 鈴木叶太主将)
「宣誓、われわれ選手一同は日頃の練習の成果を十二分に発揮し、正々堂々戦い抜くことを誓います」
8校が出場した柔道男子団体は、大会11連覇を目指す延岡学園が力を発揮します。
4校による決勝リーグは、2勝同士、絶対王者の延岡学園と宮崎日大の対戦。勝った方が優勝です。
試合は、中堅戦まで引き分けと両チーム一歩も譲らない展開。続く副将戦、延岡学園・工藤がみせます!払い腰から送り襟絞めで宮崎日大・落合に1本勝ち、延岡学園がリードします。
あとがなくなった宮崎日大は大将・野邊に託します。しかし、延岡学園は新藤が内股から袈裟固めの合わせ技で1本勝ち。
延岡学園が11大会連続20回目の優勝を飾りました。
(新藤翔選手)
「最後の試合は副将が勝って絶対負けられないところで、しっかり自分の柔道ができて良かったです。インターハイでは、もっとみんなで気合を入れてもっと強くなって優勝したいです」
女子団体決勝リーグは、2試合オール1本勝ちの小林西が宮崎日大と対戦。
この試合に勝てば優勝が決まる小林西は、先鋒・舛本が冷静な試合運び。積極的に攻めてくる宮崎日大・佐藤の一瞬のスキを突きます。開始35秒、舛本の1本背負い。小林西が先制します。
中堅戦は、小林西の日高が落ち着いた柔道で、宮崎日大の岡本を追い詰めていきます。日高は反則勝ちを収め、小林西が2対0とします。
小林西は続く大将戦を引き分け、4年ぶり4回目の優勝を決めました。
(日高愛理選手)
「先鋒で流れを作ってくれたので、自分は緊張せず自分の試合ができました。一戦でも多く、自分たちの柔道を思いっきりしたいです」