大規模災害により通信ネットワークが使えなくなった状況を想定した防災訓練が22日大分県別府市で行われました。
この訓練は南海トラフ地震が発生し携帯電話などの通信機器が使えなくなった状況を想定し、大手通信会社や海上保安庁などが合同で行いました。
会場では、専用の装置を搭載し通信用の中継局として利用できるドローンなど、実際に災害時に使われる機器の説明などが行われていました。
◆TOS刀祢優月アナウンサー
「船の上にあるこちらの設備1台で半径5キロまで通信が可能になる」
こちらは、携帯電話などでの通信が可能となる装置で、船に搭載し被災した地域に海から近づくことで通信可能なエリアを作り出します。
能登半島地震でも実際に使われた方法だということです。
主催者は「災害時に救助要請の連絡などができないと命にかかわる。訓練を、災害時の一刻も早い通信環境の復旧に繋げたい」としています。