全国で山火事が相次ぐ中、永平寺町内では22日、山火事に備えて防災ヘリコプターによる消火訓練が行われました。
  
訓練は、消防隊と航空隊のスムーズな連携を目的に、永平寺町消防署と県防災航空隊が初めて実施しました。
  
永平寺町河川公園を訓練会場に、消防士16人が参加。航空隊員から水をためる消火バケットの組み立て方を教わりました。その後、山や麓で火事が起こったとの想定で、訓練がスタート。ポンプ車でバケットに水をくんで防災ヘリに吊るし、地上にまくまでの手順を確認しました。
    
国内の山林火災の原因のほとんどは、キャンプや野焼きなどの火の不始末といいます。消防は「レジャーの際は水を入れたバケツを用意するなど、すぐに消火できる準備をしてほしい」と大規模な火災を防ぐための協力を呼び掛けています。
  
大規模な山林火災が相次いだことを受けて、県内の消防署からは県の防災ヘリを使った消火訓練の要請が増加しているということです。

福井テレビ
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