立憲民主党の野田代表は22日、東京都内で記者団の取材に応じ、新たに就任した小泉進次郎農水相について、辞任した江藤前大臣をひきあいに、「2世議員が大臣で民のかまどの感覚がわからなかった。4世がわかるのか」と疑問視した。
野田氏は小泉農水相について、「新しく決まったばかりだから張り切ってやって欲しい」とした上で、「ただ食品庫があるような2世議員が大臣で、民のかまどの感覚がわからなかった。4世がわかるのかという気がしないでもない」と述べた。
そして、コメの価格高騰への対策について、「去年の秋からずっと上がり続け、辞めた農水相のもとで備蓄米の放出をしても全然買えなかった。入札を変えて随契(随意契約)にするという方針だが、何でもっと早くチャレンジしなかったのか」と指摘した。
石破首相は21日の党首討論で、コメの価格について、「(5キロ)3千円台でなければならないと思っている」と強調し、「一日でも早くその価格を実現する」と述べた。
野田氏は「誰もが望んでいることだと思うが、何でこれまで何もやってこなかったのか。流通や価格形成の問題については色々課題がある。新大臣のもとで結果を早く出してほしい」と強調した。
一方で、「農は国の基(もとい)だと私も思っている。安心して農業を続けられる環境を作ることが大事だ」との認識も示した。