自民党派閥の政治資金事件をめぐり、衆院予算委員会は下村元文部科学相の参考人招致について、23日に議決することになった。
旧安倍派幹部の下村氏の参考人招致をめぐっては、野党側が求めてきたのに対し、自民党は反対の姿勢を崩さず、安住衆院予算委員長に対応が一任されていた。
衆院予算委員会は22日、理事懇談会を開き、下村氏の参考人招致について、23日に委員会で採決することを決めた。
この後、安住氏は記者団の取材に応じ、「私の方から明日委員会を開催して議決を行うという判断を伝えて了解をいただいた」と述べた上で、「私としても苦渋の決断だ」と強調した。
そして、下村氏に対し、「私の方から直接連絡し、意思は確認させていただいた。本人も出席して話したいということだった」と明らかにした。
安住氏は「明日議決がされれば、来週、早い段階で参考人招致を実現したい」との考えを示した。