21日夕方に就任した小泉農水相が会見を行い、備蓄米入札の一時中止を発表するなど、コメ価格下落につながる政策を集中的に実行する考えを示しました。
「コメを買ったことがない」などの失言で辞任した江藤前農水相の後任として就任した小泉農水相は、21日夜、会見で「私はこのたび任命された中で最重要、そして今、最も力を入れなければならないのは米。とにかくもう、米に尽きると思ってます」と述べた上で、「仮に需要があった場合は備蓄米を無制限に出す」との方針を明らかにしました。
さらに、備蓄米について、高い値段を提示した業者に売り渡すこれまでの入札を見直し、政府が業者を選んで契約する随意契約を実施することで、価格抑制を目指す考えを強調しました。
この随意契約の詳細を詰めるため、来週予定していた4回目の入札は中止するとしています。