入院中の子どもたちに万博を体験してもらおうと、病院と万博会場をリモートでつなぐイベントが尼崎市の病院で行われました。
兵庫県尼崎市の病院で入院する子どもたち。
みんなが見つめる先には…生中継で繋がった大阪・関西万博のパソナパビリオンです。
入院や治療などで万博会場までの外出が難しい子どもたちのためにパソナが企画したイベント。その名も「オンライン遠足」です。
■本物のiPS心臓などのリモートツアーを体験
【パソナパビリオンの案内役】「あれが本物のiPS心臓ですか?一緒に近づいてみましょう!」
子どもたちが見学したのは、目玉展示の動く「iPS心臓」や、未来のベッドなど展示の数々。およそ20分間、リモートツアーを体験しました。
■8月と9月にも開催予定
(Q:万博どんな雰囲気だった?)
【5歳】「ドキドキ。楽しかった」
【中学2年生】「すごかった。行った感じになりました」
このイベントには複数の病院などが同時に参加できて、8月と9月にも開催が予定されています。
■「大阪でも是非やってもらいたい」と元大阪府知事の橋下さん
入院中の子どもたちを対象にしたオンラインツアーについて、元大阪府知事の橋下さんは「大阪でも是非やってもらいたい」と述べました。
【橋下徹さん】「素晴らしい企画だと思います。大阪の子どもたちを無料で招待するという事業をやっていますけども、是非、大阪にも病院がたくさんあるし、尼崎の病院とも組みながらネットワークでできるわけから、是非やってもらいたい」
すでに万博に訪れたというジャーナリストの安藤優子さんは「リモートでも臨場感があった。本当に素晴らしい企画だと思います」と述べ、「子どもがいる風景ってすごくいいと思いました。目がキラキラしていました」 と万博の魅力も語りました。
(関西テレビ「newsランナー」 2025年5月21日放送)