秋田市の運転免許センターで21日朝からシステムに障害が発生し、運転免許証の発行や更新などの手続きが一時できなくなりました。トラブルは昼過ぎに解消しましたが、利用者210人に影響が出ました。
秋田県警察本部などによりますと、20日夜、警察庁が管理する全国共通のシステムで、個人の免許証の情報が引き出せなくなる障害が起きました。
この影響で、県内では21日朝から秋田市新屋寿町にある県警運転免許センターで運転免許証の発行・更新・住所変更などができなくなり、午前中は全ての手続きが停止されたほか、それに関わる学科・技能の試験もできなくなりました。
また、同じ業務を取り扱う県内の警察署や交番でも受け付けが中止されました。
利用者は「わざわざ矢島から来た。業務を中止しているかは確認してから来ない」と困惑していました。
このトラブルは、北海道と秋田を含む東北の6つの県で相次ぎました。
システムは午後1時前に復旧し、県警運転免許センターは運転免許証に関する業務を再開しましたが、約210人が改めて手続きをすることになっています。
県警は22日以降、通常通りの業務を予定していますが、免許センターで手続きを希望する人は、ホームページなどで事前に状況を確認するよう呼びかけています。