子供たちが参加する国際交流イベントを巡り、返金トラブルが相次いでいる問題についてです。宮城県は、イベントを企画した仙台市の旅行会社に対し、5月23日を返金期限とする行政指導を行ったことが分かりました。
宮城県 村井知事
「返金トラブルが相次いでいる状況については誠に遺憾」
問題となっているイベント、「イングリッシュキャンプ」は一般社団法人・宮城復興支援センターと旅行会社・ハローワールドが運営する子供たちと留学生の交流イベントです。
県によりますと、このイベントを巡っては主催者側の都合で中止したにもかかわらず、事前に支払った参加費が返金されないという相談が、今年3月から急増しているということです。
このことを受け、県は5月1日、立ち入り検査を行い、少なくとも216件、総額600万円分の返金が遅れている事実が確認されたため、23日まで返金するよう行政指導を行いました。
宮城県 村井知事
「こうなる前に経営状況を判断して、無理な営業等をしないのが常識的な対応。無理な営業をした結果がこのようになってしまった」
期限までに支払われなかった場合、県は業務停止処分も視野に入れて対応を検討しています。