21日の大分県内は各地で雨の1日となりました。

県内でも梅雨入りが近づきつつあります。

21日正午ごろの大分市中心部です。傘をさして歩く人たちの姿が見られました。

20日は、県内8つの地点で30度以上の真夏日を観測するなど暑い1日となりましたが、21日は一転、低気圧や梅雨前線の影響で雨となりました。午後5時までの24時間に降った雨の量は、竹田で55.5ミリ、日田市椿ヶ鼻で53.5ミリなどとなりました。

局地的には、雨が強まったところもあり、22日の明け方にかけても引き続き雷雨などに注意が必要です。

22日は一転し、広い範囲で最高気温25度以上の夏日となる予想です。
ただ、金曜日ごろからは、再び梅雨前線の影響を受けるなど県内でも雨の季節が近づいてきているようです。

◆気象予報士大波多美奈
2025年は沖縄、奄美を追い越して九州南部が一番に梅雨入りしました。

梅雨前線とは春の空気と夏の空気の境目に発生します。平年であれば夏の空気が強まるにつれて梅雨前線を押し上げ、沖縄から梅雨入りすることが多いです。

ことしは夏の空気が強まるのが例年より早かったため、梅雨前線も例年より北側で停滞しやすく九州南部から梅雨入りとなりました。
ただ、梅雨入りが遅れていた沖縄も22日には梅雨入りしそうです。

梅雨前線は今週末は北上しますが来週は南下し、沖縄付近で停滞しそうです。県内など九州北部の梅雨入りはまだ少し先で平年と同じ6月4日頃の予想です。

ただ、21日ように梅雨入り前でも梅雨前線の影響を受けることがありますので、今後は雨の情報に一層注意をしてください。

テレビ大分
テレビ大分

大分の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。