4月から大分県別府市で始まったライドシェアについて市は21日、運行開始から3週間の実績を発表しました。

◆長野恭紘 別府市長
「当初の目的であるインバウンド対策の効果をあげられているものと考えております」

別府市では、コロナ禍の影響でタクシー不足が続いていて、インバウンド客などの移動手段を確保するため、4月28日から「湯けむりライドシェアGLOBAL」の実証実験が始まりました。

長野市長は21日の会見でおよそ3週間の運行実績を発表しました。

それによりますと1594件の配車の依頼に対し、6割以上にあたる997件が乗車できたということです。

乗客の内訳は6割近い583件がインバウンド客で414件が国内客でした。

◆長野恭紘 別府市長
「時間帯によっては(配車依頼が)重なる時間が多くて、皆さん方の需要に完全に100%応えられていないという状況がこの数字によって明らかになった」

結果を受け長野市長は「選ばれる観光地として移動手段の確保は必須。バスやタクシーで足りない部分をライドシェアでカバーしていきたい」として、登録ドライバーや車両の数を今後さらに増やす考えを示しました。

なお5月末の時点で、登録ドライバー数は110人、登録車両は48台を見込んでいます。

また長野市長自身もゴールデンウイーク期間中に2日間、合わせて4組の客を実際に乗せたということです。

テレビ大分
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