警察庁が管理するシステムで障害が発生した問題に伴い、宮城県内の運転免許センターでは、5月21日朝から免許の新規発行や更新の手続きができなくなっていましたが、正午前に復旧しました。

宮城県運転免許センター職員
「本日はお時間かかりますので、ご理解をいただいた上ですみませんが、ご案内をお待ちいただきたいと思います。ご迷惑をおかけして申し訳ございません」

警察庁の共通基盤システムは、個人の免許情報などを管理していますが、20日夜から情報が引き出せないシステム障害が発生しました。

この影響で、県内4つの運転免許センターでは、免許更新の手続きについて、書類の申請、目の検査、手数料の支払いまではできるものの、免許証の発行ができなくなりました。また、マイナ免許証についてはすべての手続きが停止しました。

訪れた人
「マイナ免許証に切り替えようと。でも、できないので帰る」
「システム障害がいつまで続くか分からないから、すぐに予約をとりなおすというのも難しそう。どうしようという感じ」

警察庁によりますと、このシステム障害は午前11時37分に復旧しましたが、県警によりますと、県内では400人から500人に影響が出た可能性があるということです。

また、21日に検査や講習まで受けた人は後日、センターで免許証を受け取る必要が、検査や講習を受けられなかった人は再び予約を取る必要があるということです。

このシステム障害は宮城以外の東北5県や北海道でも発生しました。

仙台放送
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