連合広島は今年の春闘についてこれまでの回答・妥結状況をまとめ、平均の賃上げ率は5.51%と去年を下回りましたが、2年連続で高水準となりました。

連合広島では、県内で賃上げなどの要求を企業側に提出した225の労働組合のうち、これまでに回答のあった192組合の状況をまとめました。

このうち金額などで比較が可能な90組合では、定期昇給相当分とベースアップを合わせた賃金の引き上げは、1万7211円で賃上げ率は5.51%と去年の同じ時期を0.79ポイント下回りました。

これは連合広島が要求していた「5%以上」を上回り、全国平均より0.19ポイント高い水準です。

一方で、中小の労働組合の賃上げ率の平均は4.72%で、過去最高の水準となっていますが、連合広島が目安とした「6%以上」には届いていません。

【連合広島・大野真人会長】
「広島も価格転嫁は進んでいるが、すべてそれが浸透しきれているかというと必ずしもそうではない。労務費を含めた適切な価格転嫁が企業間で実施されることが必要」

テレビ新広島
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