考古学者で、皇室とも親交があった大村幸弘さんが20日、発掘調査を続けていたトルコで亡くなりました。78歳でした。
関係者などによりますと大村さんは20日、体調不良を訴えてトルコ中部にあるカマンの病院に搬送されましたが亡くなりました。78歳でした。
大村さんはアナトリア考古学研究所の所長でトルコ中部にあるカマン・カレホユック遺跡の発掘調査をおよそ40年に渡り続けてきました。
カマン・カレホユック遺跡は本格調査を始める1986年、三笠宮さまが鍬入れを行ったほか、その後も三笠宮家が三代にわたり発掘を支援しています。
また秋篠宮ご夫妻が去年、トルコを公式訪問された際、大村所長が遺跡を案内するなど皇室と長年にわたり親交がありました。
トルコのユルマズ副大統領はSNSに「日本とトルコの友好関係を象徴する貴重な一人だった」と大村所長を追悼しました。