福岡県筑紫野市で19日午後、軽乗用車が小学生の集団に突っ込み児童など5人がけがをした事故で、運転していた74歳の女性は警察の調べに「左折しようとした」と話していることがわかりました。
現場近くの建物にも衝突したような跡があり、警察は過失運転致傷の疑いもあるとみて当時の状況を詳しく調べています。
警察によりますと19日午後3時半ごろ、筑紫野市針摺西の県道で、筑紫野市の自営業の女性(74)が運転する軽乗用車が小学生の集団に突っ込みました。
この事故で女性といずれも9歳の小学生の男の子4人の計5人がけがをし、女性はろっ骨が折れ、男の子のうち1人は足の骨が折れていたことがわかりました。
男の子たちは下校中だったとみられています。
女性は車で県道を東から西に走行し、西鉄天神大牟田線の踏切を渡ったすぐの交差点で事故を起こしていて、警察の調べに対し「左折しようとしたところ横転した」などと話しているということです。
また、男の子たちは女性からみて左側を歩いていたということです。
現場のすぐそばの建物1階には車が衝突したような跡があり窓ガラスが割れていて、警察は過失運転致傷の疑いもあるとみて、当時の状況をさらに詳しく調べています。
警察はこの事故を受けて、20日朝の通学時間帯に現場付近で子供たちの登校を見守る活動を行うと明らかにしました。
DJポリスや地域の人たちが交通安全を呼びかけることにしています。